消費税 consumption tax 2003 12 22
新聞の調査によると、
消費税の税率を引き上げることについて、反対の人が多いですね。
しかし、消費税の税率を引き上げることによって、
人によっては、減税となります。
消費税率が、二桁となりますと、常識的に、複数税率となります。
たとえば、消費税率が、10%になりますと、
食料品3%、衣料品3%、その他の生活必需品5%として、
他の品目は、税率10%という具合になります。
これが、複数税率というものです。
ですから、生活パターンによっては、減税となるのです。
また、サラリーマンの源泉徴収制度では、
強制的に税金を取られてしまいますが、
このような複数税率の消費税においては、
税金を納めるか、納めないかは、本人の選択となります。
なぜなら、税金を納めたくないならば、
10%の消費税がかかる品物を買わなければいいのです。
こういう場面では、食料品の税率を3%ではなくて、0%にすると、
複数税率の消費税制度のメリットがわかると思います。
ですから、複数税率の消費税制度は、庶民に有利な面があるのです。
そういうわけで、消費税の引き上げと言うと、
何でもかんでも反対という人は、頭が、思考停止となっています。
もちろん、強欲な税務当局が、複数税率の最低税率を5%としてしまうと、
すべての人が増税となってしまいます。
こういう場合には、反対すべきです。